CROSS TALK- 女性の働き方 -

社員それぞれのライフプランを尊重できる組織へ

社員それぞれのライフプランを尊重できる組織へ
岡村

2020年入社
岡村

三上

2013年入社  本部長
三上

山下

2021年入社
山下

妊娠中に安定期なんてない!
体調に合わせて柔軟な働き方を選択できるよう、
コロナ禍前から在宅勤務制度を導入

三上:今回、女性社員の働き方をテーマに話したいと思うんだけど、二人はもう会社には慣れた?

山下:そうですね。入社したとき「社員がみんな明るいな!」と、まず驚きました。私がこれまで在籍してきた会社とは雰囲気が全く違っていたからです。全社的にポジティブな空気があるので、日々それに引っ張っていただいているなと感じています。初めて挑戦する営業職ですが、念願だったので、すごく楽しくて。元々、仕事に対して思い詰めてしまう性格だったんですが、入社後は何かイレギュラーなことがあったとしても、前向きな思考に変わりました。

岡村:私は、アドバイザーとして日々エステサロン様を訪問する中で、美容や健康の知識が深まっていくのを感じています。職場では「何か悩んでいることはない?」と、いつも上長がフランクに声を掛けてくださるので、馴染むのも早かったです。私は転職するにあたって、人としても女性としても成長できる会社を探していました。当時は美容系の知識も経験もなく、少し不安に思っていたのですが、面接時に三上本部長とお話して、こんな素敵な上司がいる会社で働きたいと思ったんです。

三上:嬉しい! 岡村さんのことはもちろん覚えていますよ! 経験がなくても、成長したいという気持ちがあれば全く問題ないと思いました。私も入社する前は幹部自衛官として働いていて、美容系とは正反対の環境でしたから。

山下:自衛隊にいらっしゃったんですか!?

三上:そうなんです。防衛大学を経て12年間在籍していました。東日本大震災のときも、ヘリに乗って情報収集を担当したり。国の任務を果たすことにやりがいを感じていたのですが、自衛隊という組織では、どこか女性である自分らしさを押し隠していたところがあって……。とても悩んだんですが、もっと突き抜けるために組織を飛び出して、女性らしい感性を生かして働いてみたいと考えたんです。ゆくゆくは自分が経営者となって、組織を構築するというのも魅力的だなと思い、まずは営業職から経験しようかと。そんな中、洗練された美容商材を扱うMTGに出会ったんです。

談笑

岡村:当社では、いつ管理職に就かれたんですか?

三上:私が本部長になったのは入社5年目の頃です。MTGは本部長の裁量が大きいから、事業計画を立てた後は採用から在庫発注まで私の仕事です。大変ですが、登用が決まったときは嬉しかったですね。私が出産したのは、本部長就任後2年目の頃。当時は、組織の過渡期だったので社内ではさまざまな試行錯誤がありました。私は、雇用した社員たちを適正なポジションに異動させるというミッションを抱えていたので、責任感から休んでもいられず、出産10日前まで働いていたんです(笑)。

岡村:10日前まで! 出産後は、何が一番大変でしたか?

三上:覚悟はしていたけれど、産後は自分の時間が全くなかったですね。6か月の育休取得後に仕事復帰して、思考はそれなりに戻るんですけど、子どもの夜泣きで慢性的な寝不足で、体力がなかなか戻らなかった。だから「体力が限界なので、在宅勤務していいですか?」と、上司に相談しました。当時、私以外に子育て中の女性社員がいなくて前例もなかったんですが、「とりあえず試験的にやりましょう」と、合意を得られたという流れです。

山下:三上本部長が初の事例を作ってくださったんですね!

三上:はい。そういった経緯もあって、当社はコロナ禍の前からオンライン会議システムを導入していたんです。お客様とオンラインで商談もできますし、割とスムーズにwithコロナの新しい働き方にも移行できました。

三上

山下:実は、私も今月結婚するんです。転職活動中は結婚・出産を見据え、女性も長く働けるのかという点に関して企業側に細かく質問させていただいていました。その際、MTGの人事から「多様性のある働き方を目指して柔軟に取り組んでいる。産後復帰した社員の実績もあるし、女性が働きやすい環境をこれからもっと作っていける」という風に伺い、入社を決めたんです。だから改めて、三上本部長のお話を聞けて、やっぱり入社して良かったなと思えました。

三上:結婚するの? おめでとう!! 産休・育休を取得する社員も増えてきたし、私ももっと制度を整えていくから大丈夫! 今も水面下で役員陣に意見しているところ(笑)。

岡村:制度としてはかなり整っていると思っていましたが、まだ発展途上ってことですか?

三上:まだまだ、これからだよ! 山下さんも今後は生活スタイルが変わるかもしれないけれど、何か不安に思っていることはありますか?

山下:そうですね、出産を経験した友人からはつわりが大変だと聞いています。私は営業職で、在宅勤務の場合はなんとかお手洗いに駆け込めますが、外回りをしている最中につわりがきたらどう対処すればいいんだろうって。

三上:人によりますが、つわりは大変ですよね。私は電車で通勤するのも本当に厳しかった。体力があったからなんとか乗り越えたけれど、もし山下さんがその時期を迎えたら、悩む前に割り切って在宅勤務に切り替えるように上長に相談してみた方が良い。だって大事な子どもだよ。人生の中でたった数か月仕事をセーブするなんて、大したことじゃないんだから。みんなでカバーし合う、そのための企業だと思うし、それだけの人数もいるので。だから大丈夫だよ。使える制度はどんどん使って。足りなければ言ってね。

山下:在宅勤務の事例をつくってくださって、本当に良かったです。

三上:女性ってね、みんな頑張り屋なんですよ。「無理しないで」と言っても頑張ろうとするから、「妊娠中に安定期なんて1日もないんだからね!」と、口酸っぱく言うようにしています(笑)。

仕事に社員を合わせるのではなく、
復帰する社員のために新たなポジションを用意する
ライフスタイルの変化を社員みんなで喜べる組織づくり

山下:出産後、仕事への向き合い方は変化しましたか?

三上:以前は完全に仕事人間でしたから、自分さえ頑張れば本当に24時間仕事できると思っていたんです。しかし子どもを産んだ今では、とてもそんな働き方はできません。だから、より効率的に時間を使うようになりました。前もって計画を立てたり、タスク管理する能力がアップしたと思います。そしてマインド的にも、私は元々スポ根的な性格だったんです。自衛隊在籍時の名残なのか、自分にも周りにもストイックで厳しい面があったと思います。しかし結婚・出産を経たことによって、人の痛みを理解できるようになったんです。どんなこともおおらかに、より広い視野で捉えられるようになったというか……。みんな誰かの子どもなんだから、私も社員たちを大切に育てようって思えたり、人間として深みが増したんじゃないかな。

岡村:素敵な変化ですね。

三上:でも、別に「絶対、みんな結婚や出産を経験した方が良い」って言っている訳じゃないですよ。私としては多くの学びを得られたと思っているけれど、選択はみんな自由だからね!

岡村:社員それぞれのライフプランを尊重していただけるのはうれしいです。最近、私の支店の先輩が産休に入ることになったので、社内でお祝い会をして温かく送り出しました。当社のそんな空気感が良いなと心底思っているんです。

山下

三上:正直なところ、私が妊娠した頃は「産休に入るの? じゃあ仕事はどうするの……?」って雰囲気だったんです。だけど子どもが生まれるというのは、本来とても喜ばしいことで、それを会社都合でマイナスに捉えられる時点でおかしいと思いました。「社員が産休・育休を取得しても動じない組織で在るべきで、この制度を使うことは当たり前のことなんです!」ということを言い続けて、なんとか私の後に続く社員が育休後も復職しやすい環境や雰囲気づくりを心がけていました。

山下:美容商材を扱っている会社なので、そうした制度や雰囲気も最初から備わっていたのだと思い込んでいましたが、そんな歴史があったんですね。

三上:それが理想ですが、国内でそういった企業は一握りじゃないでしょうか。一方で私たちは、社員は会社の宝だと思っているので、もっと良い環境を作れるよう道を開いて行きたいんです。例えば、電話営業専門の部署があってもいいと思います。出産後、体力的に元の仕事が厳しくなった人も活躍できる場所を用意できるように、もっと組織を拡大していきたいと考えているところです。

岡村:仕事に社員を合わせるのではなく、社員にフィットするように新しい仕事やポジションを用意するということですね。

三上:その通りです。利益を追求して組織を拡大する大義の一つは、それぞれ複雑な事情を持つ社員を雇用し続けられるようにするためです。社員一人ひとりが活躍できる環境を作れば、組織全体が強くなって業績も上がると思うんです。

山下:それが今の時代に、本当に強い組織といえますね。

岡村

三上:最近、役員からこんな言葉をいただきました。「俺は今まで、子育てがこんなに大変なことだと分かっていなかったけれど、子どもの体調不良で右往左往する三上の姿を見て、仕事と子育ての両立がいかに尊いことかを初めて知った。大変だったと思うけれど、本部長として当社で制度改革に挑戦してくれたことに改めて感謝したいと思う」って。役員の理解ある言葉が私たちにとって勇気になるし、ありがたいなと思いました。そして、こう返したんです。「ありがとうございます。理解の次に、もう一つ必要なのは支援なんです。だから、もっと社員たちが家庭を充実させられるようにファミリー休暇を作るとか、どうしても子どもを預けられないときに仕事が入るようなら、ベビーシッター手当も会社が出すなど、もう一歩進みませんか」と。

岡村:すごい!

三上:そうした意見にも、役員はすごく共感してくださいました。だからね、もう少し待って! もうすぐ実現するから!

山下:先輩方が誠実に実績を作ってくださったからこそ、役員も制度改革に前向きなんでしょうね。

三上:そんな人が当社のトップにいるから、私は結果を出したいと思えるんです。役員にも堂々と意見できるように信頼を得て、働きやすい組織づくりを常に目標にしてきました。

働き方改革に終わりはない
それぞれの社員が働き続けたいと思える会社へ

談笑

岡村:現在のキャリア制度についてはどう思われますか?

三上:そうですね、営業本部長を務める女性は未だ私だけ。ほかの女性本部長は、管理部と開発部に一人ずつ。課長職には数名いますけれど、当社における女性社員の数に鑑みるとまだまだ少ないと思います。山下さんは、キャリアステップについてどう考えているの?

山下:私はまだ入社したばかりなので、まずは営業職を極めたいと思っています。そこから周りに認められる存在になりたいです。

三上:それもいいと思う! 私は役員陣に、女性社員にもっとチャレンジさせてくださいと伝えているところで、もし管理職を務めることに不安があっても、やりたいと手を挙げる社員は応援して、チャンスを与えるべきだと思っているんです。今はまだ多くの女性社員がその土俵にも立たせてもらえていないから。それでは、出るはずの芽も出ません。

山下:確かにそうかもしれません。今は不安だけど、やってみたらできるかも。

三上:まずはやってみて、初めて脳が覚醒することもありますから。一回ぐらい失敗しても、当社では挑戦したことは絶対に無駄にならないからね。岡村さんはどう?

岡村:私もまだ一人前になっていないので、具体的に考えられていませんが、もっと成長してサロン様にも先輩にも頼られる存在になりたいです。

山下:例えば産後、復帰してほしいと会社から待ち望まれる社員になるにはどうしたらいいですか?

三上:いや、そのままで大丈夫だよ! 結果を追い求めるのは大事だけど、産休・育休に入るのにそんなに気負う必要はない。でも、若手のうちに自分の強みは何だろうって考えてみるのは有効かもしれませんね。でも、人と比べる必要はないの。自分らしさを突き詰めて考えるだけでいい。多様な個性が集まって会社は強くなるんだから! みんなを終身雇用できる基盤はもちろんですけど、安定だけではなく、社員たちがワクワク楽しく、成長を実感できるような会社にするのが理想ですよね。

岡村:どんな大企業でも今の時代、絶対ってことはないですからね。

三上:そうですね。だから、働き方改革に終わりはないと思っています。変化し続けないと安定はない。出世だけがキャリアの目的じゃないし、社員がそれぞれこの会社で働きたいと思う理由が在り続けないと。それは商品でもいいし、職場の人間関係でも、なんでもいいんです。それをみんなで探していきたいですね。

談笑

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